箸蔵街道8/通行止分岐


車両通行止め分岐から箸蔵寺まで

道の路面がセメントに変わってすぐに,左手に鎖の車両通行止め道が見える。セメント道を真っすぐに下ると舟原の集落に行きつき,そこからも箸蔵寺に行くことができる。車両通行止めの道は箸蔵寺への近道のようである。道の片側に壊れかけた「はしくら寺」への道標があるが,見過ごしやすい。なお,このルートは国土地理院の地図には表記されていないので,注意されたし。

道は幅広いが,途中,沢を渡るところで,石が崩れている個所があった。また,一か所,土砂崩れで,道が土砂で半分塞がれているところがあった。雨の日や,その直後の通行には注意が必要と思われる。水神が祭られているところを通り過ぎると,すぐ箸蔵寺の裏手に出る。「遍路道」との道標がひそかに建てられており,箸蔵街道の入り口を示す。

八十八か所御砂踏み場の裏手から,その横を下に伸びる林道がある。お寺の作業用の自動車はここから登ってくるのであろう。御砂踏み場は静かな場所で,周りを石仏が囲み,中は楓の木が植えられている。境内を進むと多くの建物の間に,寒桜と銀杏の木が植えられているところがあった。寒桜(ジュウガツザクラ)が満開であり,その後ろに銀杏が紅葉し,見事であった。箸蔵寺本殿にお参りし,ロープウェイで下山する。

13:20 車両通行止め分岐 → 13:50 八十八か所御砂踏み → 箸蔵寺本殿