近所のおばあちゃんの死

近所で,隣つき合いを深くしている家のおばあちゃんが今日の夕方亡くなった。

我が家でも一番頼っていた家のおばあちゃんであるが,地域の人々も何かにつけ,相談事があると相談に乗ってもらえるあばあちゃんであった。

お悔みに行くと,穏やかなおばあちゃんの死に顔があった。朝まで会話らしきものがあったそうであるが,心臓が静かに止まり,穏やかな死をむかえたそうである。

人生の手本となるおばあちゃんであった。ご冥福をお祈り申し上げます。

(2020年3月23日 月曜日 晴れ)

普通の食事ができる幸せ


前回のブログの投稿から,いろいろあったが,今は静かに生活ができる喜びをかみしめている。

胆道閉塞が起こり,4度目の処置入院をしたが,今は再び胆道閉塞が再発している。そのためお腹の痛みと全身のかゆみはあるが,これは死ぬまでずっと持って行かなければならない症状かもしれない。

これまではなんとか処置をしていただき,症状を改善してきたが,もうそういう時期ではないのであろう。

痛みは麻薬が入った鎮静剤でグッとよくなった。かゆみの方が問題であるが,いろいろ聞くとこれはどうしようもないらしい。

それより,普通の食事ができている今の現状をもっと喜んでみようと思う。妻が毎度,工夫した食事をこしらえてくれる。

植物繊維の多いものも食べられるようになり,吐き気もほとんどない。油分だけ注意していればよい。

両足は腫れ,腹水も大分溜まってきているようであるが,一日一日,幸せを感じながら生きていきたいと思う。

(2020年3月22日 日曜日 曇り)

赤山川


久しぶりに家の外を出て,近所を散歩してみた。

家の近くに赤山川という小川が流れている。赤山川は土器川の小さな支流である。赤山川の源は山ではない。飯野山のすそ野に広がる田畑の排水路を水源としている。したがって普段は水がほとんど流れていない。

もう20年ほど前になるだろうか。ある大雨の日にどこからかおおきな鯉が流れてきて住み着いた。いまでは50cm以上の鯉がうじゃうじゃ川の中で生活している。ときどき,小学生や中学生が釣り糸を垂らしているが,せいぜい1,2匹を釣るくらいで,鯉がいなくなるということはない。また,春をすぎると多くの小鯉が生まれてくる。

赤山川は私の近所では東から西に流れて,土器川に合流する。土器川は南から北に流れているから,このあたりの地形は大雑把にいえば,南の方が高く,北の方が低い。したがって赤山川の南にある田畑は赤山川に排水し,赤山川の北にある田畑は赤山川から水を給水しているのである。

平時のときはこの排水,給水システムがうまく働いているが,大雨になると別である。

赤山川の水底の高さは赤山川の周辺の田畑とそんなに変わりはない。川の両側には2m近い土手があって,大雨時の水量に耐えるようになっているが,赤山川の南の田畑から排水された水は大雨時はもはや赤山川に排水できないのである。

だから赤山川の南の田畑が水に浸かったことが何度もあった。

今では赤山川と土器川の合流地点に大きなポンプが設置されていて,大雨になっても赤山川の水位が上がらないようになっている。

(2020年3月6日 金曜日 晴れ)

メダカ


朝食をとったあと,ふたたび布団に潜り,昼まで休んでいた。背中がすこし痛くなり,やっと起き出す。時計を見るともう1時すぎである。

妻はどこかに出かけたらしく家にいない。妻が作ってくれていた焼きおにぎりを見つけて,ほおばる。

久しぶりに庭に出てみる。空は曇り空で,風がすこし寒い。

メダカを入れている水槽のところに行く。寒いなかでメダカは元気に泳いでいる。このメダカは私の叔父にあたる人から頂いたものである。何度も頂き,何度も死なせ,やっと長生きするメダカになった。

水槽の水が少なくなっていたため,昨日水道水に塩素取りの薬を入れて,作っていた水を加えてやった。満杯になった水槽で,メダカは元気に泳いでいる。

(2020年3月1日 日曜日 曇り)