孫のことを考えつつ,ぼんやりパソコンに向かっている。孫自慢は人の本道ではないと思っている。なぜなら,法句経にもつぎのような詩があるからである。
法句経 六二
「我に子等(こら)あり
我に財(たから)あり」と
おろかなる者は
こころなやむ
されど、我はすでに
我のものに非ず
何ぞ子等あらん
何ぞ財あらん
だけど,やはり孫はかわいい。
一人目の孫ができたときは,最初どのように接していいのかと戸惑った。しかし,二人,三人,四人と毎年のように孫に恵まれ,妻と孫がキャアキャア言いながら遊んでいるようすを眺めていると,いとしさは増すばかりである。
自分の子等にも笑いながら接した記憶が乏しいのに,孫が来るとどうしても笑顔いっぱいになってしまう。
妻とほんとうによい晩年を迎えられたものだと話している。
今日は10時から病院でCTの撮影がある。みぞおちあたりのムズムズ感もなく,体調はよい。今日一日,良い日でありたい。
(2020年1月8日 水曜日 雨)