やや小ぶりのツバメが多いことに気づいた。そうか,ツバメが巣立ちしたのだなあ,と思った。
少し前までは,親鳥が餌を取ろうと,水田の水面をせわしく飛んでいたことを思い出した。やっと子が一人前になったのである。
かつては,我家にもツバメが巣をつくっていた。それが,玄関を始めとする戸がきっちり閉められ,ひさしの長い納屋もなくなったため,巣をつくる場所がなく,しばし,我家からはツバメのヒナの鳴く声はしなくなった。
そのため,ツバメの巣立ちの時期も分からず,いつのまにか,ツバメから関心が遠ざかっていた。
あらためて,電柱にとまって,休むツバメの群れを見ると,なつかしい気持ちになった。
子のツバメが大きく成長し,南に渡る日を静かに見守っていたい。
(2019年7月26日 金曜日 晴れ)