先週,長男が出張のお土産に阿波ういろうを買ってきてくれた。
ういろうとは,米粉を蒸して,甘く味付けした菓子である。
今は実家の近くに住んでいる長女が,長野県で暮らしているとき,帰省時のお土産の定番は,伊勢の赤福であった。あるとき,私が,ういろうが食べたいといったため,お土産にういろうを買ってくることになった。
私がういろうをおいしそうに食するものだから,父親はういろうが大好きだというのが定説になってしまった。
ちなみに,他の家族はういろうに手をださない。
ういろうはようかんと違って,プリプリ感がまったくないし,ネチャネチャしているので,食後感もあまりよろしくない。それで,家族はういろうに手を出さないのである。
わたしはういろうのそのネチャネチャ感が大好きなのである。
特に名古屋のういろうは甘さ控えめで,おいしい。
ういろうは名古屋や小田原が有名であるが,四国にもういろうの産地がある。徳島県や愛媛県である。
愛媛県のういろうは「志ぐれ」といって,これもおいしい。長女の連れ合いがやはり,出張のお土産に買ってきてくれたことがあった。
(2019年7月10日 水曜日 曇り)