青ノ山一周


本日は曇り空でまぶしい太陽を隠してくれる。久しぶりのウォーキングに適した日である。

青ノ山を一周してみようと思った。朝7時すぎに家を出,なるべく自動車の通らない生活道路を青ノ山のほうに向かった。

青ノ山墓地のすそ野を通って土器町の住宅地のなかの道を進むと田潮(たしお)八幡神社の入口が見えた。田潮八幡神社には初めて来たが,テレビのニュースなどでこの神社の秋まつりのようすをよくやっているので知ってはいた。この神社の秋まつりではみこしを土器川の川面に浮かべる。このようなやり方は他の神社にはないから絵になるのであろう。私自身はそのようすを実際に見に行ったことがないので,テレビのようすでしか知らないが,たしかにめずらしい。

神社のなかはきれいに清掃がされている。本殿にお参りをしていると,地域のかたが「おはようございます」と声をかけてくれた。あいさつを返し,神社を離れる。

宇多津の町なかにはいると神社,寺院がおおくなる。最初に出合うのが宇夫階(うぶしな)神社である。たいへん大きな神社である。この神社の秋まつりに練り歩く太鼓台が有名である。神社の本殿は近年再建されたものらしく鉄筋だてのモダンなものであった。本殿とおなじ境内のなかにある塩竈(しおがま)神社にもお参りする。石段を下っている途中,参詣する老夫婦に出合い,あいさつを交わす。

宇夫階神社から宇多津の旧市街地の道路を進む。道路が黒いタイル状のものと小石状のもので整備されていて,見た目がきれいだし,歩きやすい。

本妙寺の看板が見える。この寺は法華宗の寺らしく,入口の前に日蓮上人の像と日隆聖人の像が安置されている。像は日蓮上人のものが大きいが,リアルさは日隆聖人のものが勝る。そう思いながら本堂にお参りする。

さらに進むと78番札所の郷照寺に至る。このお寺はよくテレビで宣伝している厄除け寺である。宗派は真言宗と時宗の両方の混合したものらしい。そのためかどうか知らないが,厄除けを前面に出しており,すこし商売っけを感じられる。本堂と大師堂にお参りする。朝早いためか,3,4人の参拝者に出会ったが,いわゆるお遍路さん衣装のひとには巡り合わなかった。

郷照寺をあとにしてつぎに聖徳院に向かう。ここは聖徳大師を祀っているところである。境内の建物はりっぱである。信徒が多いのだろうと想像する。本堂にお参りする。

まだまだたくさんのお寺の案内看板があるが,少々疲れがでてき,お寺めぐりはこのくらいにし,帰路を急ぐ。

ゆっくり歩いたので時間はかかったが,気分のよいウォーキングであった。

(写真は宇多津図書館近くにある岸落地蔵院である)

7:10 自宅 → 8:20 田潮八幡神社 → 9:10 宇夫階神社 → 9:20 本妙寺 → 9:30 郷照寺 → 9:55 聖徳院 → 12:00 自宅

(2019年9月24日 火曜日 曇り)