長柄湖2


枌所から道の駅香南楽湯まで

長柄湖から県道377号に出てきた。このあたりの地名を枌所(そぎしょ)という。枌(そ)ぐとは木を薄く削ぐことを表した言葉である。林業の盛んな土地であったのだろう。

枌所から鷹の巣山に進む。山道になった。このあたりは竹と雑木の林である。山道の中ほどに首切り地蔵がある。平家の侍が首を切られたまま,馬に乗っているということが何度もあったので,その弔いに地蔵を作ったという言い伝えがあるそうである。

竹が風で擦る音や,雑木の枝葉の音がそのような言い伝えを補強したのであろう。昼間は景色の良い山道であるが,少し暗くなると不気味になることは容易に想像できる。

つちほとけに行く道との別れを過ぎ,再び県道にでてきた。

ここから道の駅までは,何の趣もない県道の側道を進む。疲れがグッと増してきた。

枌所 11:55 → 同藪神社 12:25 → つちほとけ別れ 13:00 → 大谷池 13:30 → 道の駅香南楽湯 14:40

(2019年4月27日 日曜日 雨のち晴れ)