松江城


昨日は雨模様の天候だったのに,今日は晴天である。歩くにはすこし暑くなりそうである。

今日は松江城と県立美術館を見学する予定である。宿で朝風呂に入り,9時すぎに松江城に向かう。玉造温泉が松江市内にあるため,松江城は車で直ぐである。松江城の近くの有料駐車場に車をとめる。小さな駐車場であるが,朝早いためか駐車場は半分くらいしか車が埋まっていない。駐車場から松江城に向かう。

松江城は小高い丘のうえに建っている。黒塗りのお城である。長野の松本城とおなじ装束であるなあと妻と話ながら天守の方に進む。

天守は5階建てで,急な階段が続いている。普通ならばなんでもない階段であるが,昨日の銀山でのウォーキングで足にきたのか,階段を登るときフラフラする。それを見て妻がしきりに心配する。なんでもないと自分では思っているのに手は階段の手すりをしっかりつかんでいて,おっかなびっくりの様子である。自分自身でおかしさがこみ上げてくる。

天守から見る景色は素晴らしい。宍道湖(しんじこ)がいい感じで見える。宍道湖を私がしきりに「ししどこ,ししどこ」というものだから,妻があれは「しんじこ」ですよと注意する。

天守を降りて,城内の興雲閣に向かう。西洋風のこの建物は明治天皇が訪問した折の宿として建てられたようであるが,明治天皇の訪問は中止され,実際に泊まった天皇は大正天皇であったらしい。

松江城より歩いて島根県立美術館に向かう。夕方の風景を描いた絵画の企画展をしていた。一応全部に目を通したが,それで疲れてしまい,中二階のソファーで横になって寝ていると,女性の館員の方が不振に思ったのか,大丈夫ですかと声を掛けてくれた。大丈夫ですといって起き上がった手前,館員の方がいなくなってももう一度横になることが気持ち上できず,ソファーに座ってボーっと外を眺めていた。

帰りは疲れたのでバスで駐車場近くまで行くことにした。

帰路,大山にも寄る予定を立てていたが,寄らずに直帰する。

(2019年10月9日 水曜日 晴れ)