大麻山


朝早く,妻に灸まんうどんの駐車場まで送ってもらい,大麻山(おおさやま)に登る。

ちかくに大麻神社があるので,寄ってみることにする。思ったより,りっぱな神社である。正月のこしらえをし,境内は掃き清められている。ふと横をみると,うり坊がトコトコ歩いているではないか。急いで写真機を出し,撮影する。こんな里まで出てくるとは,驚きである。

大麻神社を後にし,防火帯沿いの山道を登るつもりで,登山口を探すも見つからず,うろうろする。どうしたらよいものかと思案しつつ,ためしに道脇の金毘羅宮が管理している広場に入ると,登山道らしきものが見える。ただし,道には倒木が通行を妨げるように横倒しになっている。侵入禁止の印かとも思えたが,進む。枯れ草をかき分けつつ,登ると広い登山道になった。地図で確認すると,この道は防火帯沿いの山道ではなく,その東横の奥社参道に至る道である。

しばらく行くと,広い横道と踏み跡がわずかな細い縦道との分かれに来る。この分岐は分かりずらい。道標もなく,まよいやすい。縦道を進むと道の20メートルほど横で物音がした。そちらを凝視していると大きな黒い猪が突然,山を駆け上った。そのスピードには驚くほかない。恐怖心を感じ,思わず道に落ちている枝切れを持ってしまった。

さらに進むと小横道の標識に出会った。社務所,木戸口展望園地,白峰社奥の院の三差路である。白峰社奥の院の方角に進む。その山道を登り詰めると,作業用の林道に出た。林道を進むと,参道に出る。

参道には,奥社への参詣客が思いのほか多く登っている。奥社にお参りし,奥社下の大麻山登山道に入る。ゴミが散在し,驚く。奥社の参詣者が捨てたものであろう。ペットボトルやビニール袋のほか,酒瓶らしいものも見える。金毘羅宮の境内やここ以外の登山道にはゴミひとつ落ちていなかったから,よけい奥社下のゴミが気になった。

大麻山のなだらかな登山道を龍王社の方に進む。龍王社で東京から来た男性ならびに長野から来たご夫婦に出会い,しばらく談笑する。気持ちの良い方々である。

頂上を経由し,工兵道をとおり,金毘羅宮本殿の方に下る。

8:35 大麻神社 → 登山道入口 → 登山道分岐 → 9:45 小横道 → 10:00 横道 → 奥社参道合流点 → 10:50 奥社 → 11:00 工兵道分岐 → 龍王社 → 12:30 大麻山山頂 12:40 → 13:10 工兵道入口 → 13:30 西防火帯 → 14:05 葵の滝 → 14:10 工兵道分岐 → 14:20 奥社 → 白峰社 → 金毘羅宮本殿

(2018年12月31日 月曜日 晴れ)